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「保険調剤薬局(ほけんちょうざいやっきょく)」とは、日本の医療保険制度のもとで、医師などが発行する処方せんに基づいて、保険適用の医薬品を調剤・提供する薬局のことです。以下にもう少し詳しく説明します。

 

保険調剤薬局の主な特徴

1、処方せんに基づく調剤

  • 医師や歯科医師が発行する処方せんをもとに、薬剤師が正確に薬を調剤し、患者に渡します。

2、保険適用

  • 健康保険に加入している人であれば、自己負担分(通常は1~3割)だけで薬を受け取れます。

  • 調剤報酬は公的医療保険(国民健康保険や健康保険組合など)から支払われます。

3、薬学的管理・指導

  • 薬剤師が患者の薬歴(服薬履歴)を管理し、薬の飲み合わせ、副作用、服用方法などを確認・説明します。

4、地域医療への貢献

  • 在宅医療への対応や、服薬支援(服薬カレンダーの作成など)、残薬の確認・整理などを通じて地域医療に関与しています。

保険調剤薬局とドラッグストアとの違い

特徴        保険調剤      薬局ドラッグストア(調剤なし)

処方せん受付    あり        なし

保険適用      あり        原則なし(OTC医薬品のみ)

薬剤師による調剤  必須        不要

                    (登録販売者が対応することも多い)

主な商品      医療用医薬品    一般用医薬品、日用品

※近年では「調剤併設型ドラッグストア」も増えています。

基本的な役割

調剤薬局は単に薬を出すだけの場所ではなく、以下のような重要な役割を担っています。

1. 処方せん調剤

  • 医師の処方せんをもとに、薬剤師が薬を調剤。

  • 投与量・期間・飲み合わせなどの確認も行う。

2. 薬の説明と服薬指導

  • 患者に薬の正しい飲み方、副作用、保管方法などを説明。

  • 飲み忘れや重複投薬のリスクを減らす。

3. 薬歴管理(服薬状況の記録)

  • 患者ごとの服薬履歴を記録し、継続的に安全性をチェック。

  • 「お薬手帳」で情報を共有することが多い。

4. 医師との連携

  • 問題があれば処方医に疑義照会(内容の確認)を行い、必要があれば処方内容を調整。

訪問調剤薬局(ほうもんちょうざいやっきょく)」とは、高齢者や体の不自由な方など、通院や薬局に行くのが困難な患者のために、薬剤師が自宅や施設に訪問して薬を届け、服薬指導などを行うサービスを提供する調剤薬局です。

訪問調剤薬局とは?

対象となる患者

  • 寝たきりや認知症などで通院・来局が困難な方

  • 介護保険の「居宅療養管理指導」が必要と認められた方

  • 在宅医療(訪問診療・看護)を受けている方

訪問調剤の主なサービス内容

項目内容

薬の配達薬剤師が自宅や施設を訪問し、処方せんに基づいて薬を届ける。

服薬指導薬の飲み方、副作用、飲み忘れ防止の工夫(カレンダーや一包化)などを指導。

残薬の確認飲み残しのチェックを行い、医師に情報提供。無駄な処方を減らす。

医師・看護師との連携訪問診療の医師や訪問看護師と密に連携し、患者の状態に応じた薬の管理を行う。

薬歴管理定期的な服薬状況を記録し、次回の処方に反映。

費用について

  • 健康保険・介護保険が適用されます。

  • 介護保険では「居宅療養管理指導費」として、1回数百円〜千円程度の自己負担(1〜3割)が発生します。

利用の流れ(例)

  1. 医師が在宅訪問診療を開始

  2. 医師の指示により、訪問調剤を薬剤師に依頼

  3. 薬局から連絡 → 患者や家族と訪問日程を調整

  4. 初回訪問で薬剤師が薬を届け、服薬指導を実施

  5. 以後、定期的に訪問し、服薬サポートを継続

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